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第17回ロボット相撲全日本大会

第17回ロボット相撲全日本大会の感想です。

ロボットの規格は、縦横20cm以内、高さは無制限。重量は3kg。
私がメインで撮影している自立型は、センサー等で自動的に土俵の大きさ、対戦相手を感知し相撲をとる。
基本的には3分間3本勝負。相手のロボット本体の1部を土俵外につけたら1本取れる。
時間内で2本先取した方が勝ち。または先取が多い方が勝ち。勝ち点同数の場合は、主審判断もしくは延長戦にて決定します。
試合中にプレートが破損した場合は失格。今回から、試合中の整備は一切禁止となりました。

一昨年自立型上位を独占したTMR型ロボットが今年は増殖しています。
準々決勝進出8台中5台がTMRロボットでした。
力強いロボットです。
ただTMR型は取組みが単調なのが残念です。
私は頭脳系ロボットが土俵をチャカチャカと動き回って、技を決めるというのが好きなのです。
これは単純に好みの問題です。

ロボット相撲は複数の土俵で取組みがあるので、2台のビデオを駆使して、A・B土俵を追いかけました。
いくつか撮りそこねましたた・・・ごめんなさい。
進行の早いラジコン型が終了すると、C・D土俵でも自立型の取組みが始まります。
さすがに撮れませんでした。悔し~~。

準々決勝前に休憩時間があったのは嬉しかったです。

で、準々決勝はA-D土俵で一気に4試合行うんですねー。
撮影できないじゃんっ!!
せめてA-Bを自立、C-Dをラジコンでやってよぉー。

・・・TMR 対 TMRは撮影諦めました。
と、異常な事態が発生。
C土俵のTRM対決は、TMR-T8がロボットが故障して不動のため棄権。TMR-H9の不戦勝。
続いてD土俵でも、TMR-N7が同じく棄権。TMR-SPの不戦勝。
正直言って、「えぇぇぇ~~~~っ」と思いました。
TMR対決は取組みとして見たときに面白くないなぁ って思ってましたけど、棄権で終わってしまうのはもっとつまらないです。
こうした状態って、観客から見ていてとても不満です。
なまじTMR同士の対戦カードだから、「ほんっっとに動かないんですかぁ?」って下衆のかんぐりもしたくなります。
これは私だけじゃなく、会場にいた方、参加者も観客も多くの方が同じように感じたのではないでしょうか?

この点について、私は大会後にTMR製作者の方に率直に事情を伺いました。
本当に取組みができない状態だったということです。
実際に審査委員長立会いのもと、別室にて機体が動かないということを検証したということです。
これは、TMRの製作者に対して失礼な話です。
競技規則第20条に、
1.試合者が試合中にロボット操作による事故などのため負傷し、試合を継続することができなくなった場合は審判員に対し試合の一時中止を要請することができる。
2.前項の場合、審判員は速やかに適切な措置を講じなければならない。
3.前項の措置を講じても再試合が出来ない場合は不戦敗とする。
と明記されている以上、棄権宣言は無条件に認めるべきです。
それでもロボットが不動であるかどうかを検証するのなら、観客が見ている前で検証してほしい。
そうでなければ、私が誤解をしたように他の参加者、観客も誤解します。
別室に呼び出しての検証というのは、TMR製作者に対して失礼です。
そして私が最初にかんぐってしまったようなことを、多くの参加者、観客が感じたままでいるということは、ロボット相撲大会自体にとっても不幸な事態です。

こうした運営については、ロボット相撲大会委員会に再考を願いたいと思います。
取り組みが終わった時点で、ロボットが不動なのが判明しているのなら、敗退した方に次の対戦への進出権を譲ったらいいのにと思います。
これは全日本大会に限らず、予選大会からそうしてほしいです。
戦えないことがわかっているロボットが、駒を進めるよりも、戦えるロボットに機会を与えるほうが正当だと思うし、大会も面白くなると思います。

今回の「別室にて大会委員長が動作テストを行った」というのが、ベストな行動であるとは思いませんが、その結果は、会場にいる観客、出場者に報告するべきだったんではないでしょうか。
シチュエーションがあまりにできすぎで誤解を招いているというのは、本当に気の毒だと思うのです。

準決勝からは、ラジコンも撮影しました。
解説の方が、「自立型よりラジコンの方が取り組みが面白いんですよ」と言ってましたが、それはちょっと事情が違うんじゃないんですかねー。
自立型が面白くないわけじゃなくて、TMRの取組みが面白くないだけです。
TMRは機体としては優れているけれど、技がないですもん。
小錦が重量に任せて相手を押し出しているのと同じですから(^^;
私は、舞の海のような取組みが好き。
もちろん、小錦が舞の海より劣っているということではありません。
小錦には小錦のすばらしさがある。
同じようにTMRも素晴らしい機体です。
ただ、取組みが単調でつまらない と。それが私個人の素直な感想です。

ラジコンは今や「自立型ラジコン」といえる状態になっています。
スイッチはラジコンだけど、センサーがついていて自立で対戦相手を見つけ突進していく。
人間が操作するよりもセンサーの感知動作の方が速いですから。
ヒューマンコントロールと自立の融合というのが面白いです。

さて。
自立型の準決勝です。
B土俵では、先ほど不戦勝で勝ち上がったTMR-SPが「故障のため動きません。棄権します」と宣言しました。
さすがに、これには審査員からその場で物言いがつきました。
まぁ、妥当すよね?
だって、さっき不戦勝でしょ? いつ壊れたの? と誰もが思うことでしょう。
結局、「動かないということを証明するために、取組みをしてください」ということになりました。
審査員の判定は正当だと思います。会場からも拍手が上がってました。
ただ、運営に一貫性がないのは問題です。
前述のように、不動の検証をするのなら全て観客の前でやってください。

なんというか、私は3年ぶりにロボット相撲を見て、すごく残念でした。
初めてロボット相撲を見たとき、とても面白い大会でした。
過去に4000台のエントリーがあった大会なのに、今年は1200台になっている。
そして何より久しぶりに見た大会の内容がつまらなくなっている。
悲しいな~~ と思います。

土俵が鉄板になったらつまらなくなっちゃった。
これ、鉄板やめたらどうでしょうね。
相撲だから、土俵は本当に土俵でやる。
砂地でやったら、吸着できなくなるから戦術が変わるでしょう。
その方が大会が面白くなるんじゃないですか?

とまぁ、一観客の勝手な私観でありました。どっとはらい。

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コメント

ロボット相撲撮影、お疲れ様でした。
日記を読んでいて、ふと、
「何故参加者は『勝つ』ことにこだわるんだろう」と感じました。
負けるよりは勝つほうがいいですけど、アイデアを盛り込んだり、新しいことに取り組んだり、遊び心をもったりして試合に望む人が増えればいいなと思います。だってその世界に入るきっかけの多くは、心躍る感動の試合を見せてもらったからだと思うのです。感動を次に伝えていくというのは先人の経験者の役割だと思っています。

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