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この世界にはない音楽

おけぴで紹介されていたお芝居「この世界にはない音楽」を見てきました。

楽しかった!!

雨が降る一夜の話。曲を作れなくなった作曲家が、歩道橋で自殺しようとして。
その前に現れる悪魔。
「どーせ死ぬなら、あたしと契約してよ。魂、ちょうだい!」と、明るく脳天気にまとわりつく。
悪魔の姿は死にたがっているヒトにしか、見えない。

陽気で元気で脳天気な悪魔は、「自殺するよりカンタンよぉ。苦しくないしぃ」と契約してから魂を抜き取るのがお仕事。(自殺者の魂を拾うんじゃダメらしい)
契約時には、自殺志願者の“最後の願い”を聞き、叶えてあげないと契約は成立しない。
悪魔は、職務に忠実に願いを叶えてあげるがゆえに、一件の契約も取れない落ちこぼれ。
最後の願いを叶えてあげると、人は人生に希望を持ち生きる意欲を取り戻しちゃうのだ。

クールビューティな上司悪魔から、「今夜中に最低1件の契約を取らなければ、閑職に移動」と通知され、必死で見つけた自殺志願者が、この作曲家。

作曲家の元へ、「夜中に大きな音を立てないでください」と隣人のクレームを告げたくても、気が弱すぎて言いたいことが言えない大家さんがやってくる。この大家さんも、自分の性格をくよくよ悩み、自殺したくて。

作曲家の弟子だった作詞家が、長い間、曲を書いていない師匠のために大きな仕事を持ち込む。しかし、屈折した作曲家は、言いがかりをつけて、作詞家を追い出してしまう。

脳天気悪魔は、自分のユーザーが“作曲家”だと知って、ミーハー全開で音楽をおねだりする。「そんなに好きなら、自分で弾けよ」と言われても、「できないんだもん!」と明るい。音楽が大好きなのに、悪魔だから楽器を奏でることができない。「自分が持っていないからぁ、憧れるのよぉ」。

作曲家にドレミファソラシドの運指を教えてもらい、彼の指に自分の指を重ね、ピアノを弾く。
ど・しらそ・ふぁ・み・れ・ど。初めて手に入れた、自分の音。
何度も何度も繰り返し、嬉しそうにそのフレーズを弾く。

この時の悪魔の嬉しそうな様子が、ほんとうによかった。

「曲が作れないのなら、死んだ方がましだ」と、ようやくホンネを叫ぶ作曲家の最後の願いを叶えようとする悪魔と、成り行きを見守る上司悪魔。

脳天気に明るくてお莫迦キャラなんだけど、真面目な悪魔と、クールな上司悪魔の対比。場面転換の雷を効果音に使った暗転。ステージ中央にある3つの扉の使い方。悪魔を見ている作曲家と見えない作詞家のやりとり。

テンポがよくて、ストーリーも素直で、面白い作品だった。
お芝居って、難しくなくていいから、これっくらい直球でテーマを投げてきて欲しいなぁ と思う。うん。

作詞家の人がちょっと可哀想だったな。エンディングのその後で、フォローがあるといいなって、お話のその後のことまで考えちゃいました。

見に行けてよかったなぁ。こーゆーお芝居をもっともっと観たいのよー って、思うのよー。

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