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「嵐になるまで待って」

演劇集団キャラメルボックスの舞台映画「嵐になるまで待って」を見てきました。

舞台映画。この言い方が適切かどうかわからないのだけど。
舞台作品を台本からなにから再構成して、映画として作り直すんじゃなくて、生の舞台を8台のカメラで撮影して編集したフィルムです。
キャストのとちりや、観客の笑いも入っている。映画なんだけど、舞台っぽい。生舞台にある熱気や息づかいは消えてしまう。けど、舞台じゃ見れないキャストのアップや効果音と被って聞こえづらくなる台詞がちゃんと伝わる。舞台俳優さんたちは、映画やテレビで活躍する方達よりも、表情や動きが派手なので、アップになった時に迫力ある。いろんな意味で映画と舞台がミックスされた、不思議で面白いメディアでした。

先日見た、「この世界にはない音楽」で主役を演じていた西川浩幸さんがキャラメルボックスの役者さんで、一度キャラメルボックスも見てみたいなー と思ったので、今回は舞台じゃないけど、観に行ってきたのでした。
期待に違わず面白かったので、大満足。

話は、SFサスペンスになるのかな。リーフレットにはファンタジーって書いてあったけど。
声優志望のユーリがアニメのオーディションに合格。スタッフの顔合わせ日に、主役の高杉が作曲家の波多野に絡み、激しい口論になる。高杉が親友の死の真相を知るために、ろうあである波多野の姉に詰め寄った時、波多野が大声で「やめろ!」と叫ぶと、それに被って“死んでしまえ!”という第2の声がユーリにだけ聞こえる。翌日、高杉の自殺未遂が判明。波多野の秘密に気付いたユーリは、声を取り上げられてしまう。ユーリは、声を取り戻そうと医者に相談する。

とゆーことで、医者の広瀬役が西村さん。ストーリーテーラーにもなっている。
が、これってヘタな役者さんがやったら、「なんだかなー・・・」になりそうな役柄だと思う。だって、この医者がいなくてもストーリー成り立つんだもん。なのに存在に違和感ないどころか、ちゃんと不可欠な存在として芝居引っ張っていっちゃうんだからなー。すごいなぁ と思いました。

準ヒロインがろうあという設定なので、手話がずっと使われている。オープニングのキャスト勢揃いの手話ダンスの動きが美しかった。無言の手話なので、何を伝えたいのか分からない。分からないけど、手の動きと役者の表情からメッセージを読み取りたくて、真剣に見入ってしまう。これは、観客を物語に引き込むいい仕掛けだなぁ と思いました。思惑通り、2時間集中して見ちゃったもの。

最後で、あぁ、これって新井素子の「そして星へ行く船」にインスパイアされてるのかな? って思った場面がある。どういう結論に持って行くんだろうな~ と思いながら見ていました。あの決め台詞は、乙女心を掴むんだろうな。

結構暗い、重たい舞台になりそうなところを、軽妙でテンポがいい会話とコミカルなキャラクタで盛り上げていたのもよかった。

このあと全国各地で上演して、大阪では5月にも上演が決定している。もっかい観れると嬉しいな。キャラメルボックスのお芝居も観たいなー。

・余談・
そういえば、原作タイトルは「私の嫌いな私の声」で、舞台と映画は「嵐になるまで待って」がタイトルになっている。嵐の直前からストーリーが始まって、クライマックスが嵐、嵐が通り過ぎてエンディングなんだけど。だから、キーワードに嵐をいれたいんだろうけど。なぜ、「待って」なのかなぁ? テーマともストーリーとも、タイトルがかみ合ってないと思うんだけど。(原作タイトルもどうかと思うけど)

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