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シェルブールの雨傘

シェルブールの雨傘を見てきました。しっとりとしたよい映画でした。よかったぁ~
たった一つ、大誤算だったことは、全ての台詞をメロディに乗せて歌っているけど、誰も踊らない・・・。ミュージカルじゃないんだー と、途中で気づいて呆然としてしまいました。
まぁ、あのストーリーで脳天気にダンスされちゃったら興ざめなんですが(笑)

なんとゆーか、最初っからアモーレ全開なのに、ベッドシーンは朝チュン。今時、宝塚でも見られないほど見事な朝チュンに、ゆかしさを感じました。
一見、あんたは置屋のやり手婆ですか と思ってしまった母親も、ちゃんと娘に愛情あるようだし。ほっとしました。
「ギイがいなければ生きていけないと思っていたのに。どうして私、死なないのかしら」って嘆くジュヌヴィエーヴが、すっごくリアル。

アモーレ全開で反対されればされるほど、燃え上がったのに。彼が徴兵されて離れてしまったら、数ヶ月で不安になって、さっくり他の男のプロポーズ受けちゃうあたり、突っ込みいれたいのは山々だけど、そういう女の弱さとしたたかさなんて、リアルに幾つも例を見ていて、そりゃそうだよな と納得してしまう。

復員したギイが愛しの彼女の裏切りを知って、ヤケになるのもわかるし。寂しいからと、手近な女を慰みにするのもわかる。

女の弱さとしたたかさ、男の弱さと甘えがよく描かれているなぁって。

えらいなぁ~ と思うのは、マドレーヌが甘えてくるギイに対して、きっぱりと拒絶したことね。結局は受け入れるわけだけども、黙って受け入れるのときっちり釘刺してから受け入れるんじゃ、意味合いが違う。
甘ったれてんじゃねーよ と言ってやりたくなったギイも、ちゃんと反省して働き始めたし。ほんと、拗ねて甘えて仕事しない男なんてダメさ。うん。

最終章の再会のシーンが叙情溢れるという言葉がぴったり。

謝罪も言い訳もなしに、自分の弱さを認めて相手の弱さを許しあえるというのは大人の関係だなぁ って。
フランス映画はこうあって欲しいな ってイメージ通りの作品でした。

唯一理解不能なのは、他の男の子を宿していてもいいからとジュヌヴィエーヴに求婚する宝石商のカサール。ジュヌヴィエーヴの人柄も知らないのに、一目惚れで求婚はまだしも、他人の子の親になる覚悟まで決めるかなぁ・・・。若さと美貌は女の最大の武器だな って。見も蓋もないことも思いました。

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