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月光のカンタータ

野住智恵子プロデュース「月光のカンタータ」を観劇してきました。
元宝塚の

昨年の情熱のパソドブレに続く吉峯暁子さんの新耽美シリーズ第二弾。
舞台はフランス、ロワール地方。
苦悩する美形の青年貴族と、彼を愛する周りの人間たちの心模様を描いたミュージカル。元宝塚の方が出演する新耽美のミュージカルプレイということで、
期待してお出かけ。

えっとー。宝塚でした。宝塚調BL。
私は宝塚は興味のある演目を数本(10本未満)見た程度だし、
BLに関しては、尾崎南をさらっている程度で、詳しくない。
耽美に関しては理解がない。つまり、この傾向はツボじゃない。

歌も踊りもいい出来だと思うし、
役者さんも、宝塚らしくてよかった。

ただ、ストーリーが・・・善し悪し以前にエピソードが、ない。
キャストさんが全員最初から最後まで、
「愛とは~~」「信頼とは~」「人生とは~」「愛~~」って蘊蓄垂れているだけで、全く何も起こらない。とゆーか、行動しない。

いちおー、アルベール(主人公)が陰謀に巻き込まれて幽閉される。恋人のジョゼ(愛人? ちなみに男)が病死。
ジョゼの姉シモーヌが、死を知らせにきた。アルベールは、シモーヌにジョゼの面影を見て婚約。
それでも、ジョゼの死から立ち直れないアルベールが悲嘆にくれているところに、ジョゼとうり二つの修道士ローランと出会う。
アルベールは、ローランに魂を慰めて欲しいから1週間、側にいてと乞う。
その間に愛が芽生えました(注:男同士)
ローランは院長に許可を得てから、戻ってきますねとお約束。

アルベールが立ち直るためなら、私、二人の愛を見守るわと、シモーヌ。
そういえば、アルベールの幼なじみフランシス(男)も、密かに主人公を愛していて、ローランに嫉妬しているんだった。

でもって。登場人物達が、愛がどーの信頼がどーのと歌っている間に、
陰謀を仕掛けた悪人が毒殺されて、陰謀がバレ(なぜ?)幽閉が解かれてハッピーエンド。

あらすじだけ読むとまともなんだけど。
ストーリーの要(?)になる、陰謀も病死も毒殺も、舞台には出てこないんだよね。
「陰謀がありました」「彼が死にました」「犯人が毒殺されました」・・・だけ。

登場人物達は、見事なくらい何もしていない。
耽美=退廃なら、これっくらい退廃的なことはないんだろうけど。
違うんじゃないかなー って思うんだよねー。

友ちゃんは、「すっごく少女漫画」とゆっていたけど、
それも違うと思う。

私はこれ、ニートやヒッキーの空気に近いんじゃないかと思うのね。
実際にニートの人を知らないから、イメージでしかないのだけども。
具体的な行動はいっさいとらずに、言葉だけ達者でもっともらしいことをぐるぐるループして言ってるあたり。

アルベールの魅力を、「少年のように純粋で」「魂が清らかで」「誰にでも優しくて」「動物にも優しい」「正義感が強く」・・・と、台詞で並べ立てても。
それが伝わるエピソードもシーンもひとつもなくて。

実に不思議なお芝居でした。

こういうの見ると、ほんといろいろ勉強になるなー と面白いです。

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